失敗しないドローンの選び方!種類・法律・おすすめ機体を解説

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ドローンを初めて購入する方必見!言葉の意味から用途別の種類、カメラ性能などの選び方のコツ、DJIや国産機体の比較まで網羅的に解説。操縦方法や資格についての基本もわかりやすくまとめました。

この記事でわかること

  • ドローンの定義や歴史、現代社会における活用シーンの全体像
  • 初心者が後悔しないための、用途別機体選びのコツやメーカー比較
  • 必須となる航空法や機体登録制度などの法律ルールの基本
  • 安全に飛行するための操縦技術の基礎知識

目次

1. ドローンに関する基礎知識と全体像

1-1. そもそも「ドローン」とは?言葉の由来と定義をおさらい

2. 目的を明確にしよう!ドローンの活用シーン

2-1. 趣味からビジネスまで!どんな場面でどんな機体が使われている?

3. 【実践編】後悔しないドローン・機体選びのポイント

3-1. 美しい映像を撮りたい!空撮向け「カメラ付きモデル」を見極めるコツ

3-2. 世界シェアを誇る「DJI」の魅力とは?自分に合った機体の比較ポイント

3-3. 人気シリーズ「Air 2S」や「Mini」など、DJI代表機種の違いを解説

3-4. セキュリティやサポートで安心?国産(日本製)モデルを選ぶメリット

3-5. 練習用や趣味にぴったり!100g未満の安価なトイモデルや自作機体の探し方

4. 購入前に知っておきたい!操縦と応用の基本

4-1. 買った後に焦らない!初心者が知っておくべき基本的な操縦のコツ

4-2. 教育現場や業務でも大活躍!プログラミングでドローンを飛ばす面白さ

5. 法律違反に注意!安全に飛ばすためのルールと資格

まとめ

参照・引用元一覧

1. ドローンに関する基礎知識と全体像

ドローンという言葉はニュースやインターネットで頻繁に見かけるようになりましたが、その正確な定義や全体像を把握している人は意外と少ないかもしれません。まずは、これからドローン選びを始めるにあたって知っておくべき基本的な概念と、現代社会においてドローンがどのような位置づけにあるのかを解説します。

1-1. そもそも「ドローン」とは?言葉の由来と定義をおさらい

ドローン(Drone)とは、人が乗らずに遠隔操作や自動操縦によって空を飛ぶことができる「無人航空機(UAV:Unmanned Aerial Vehicle)」の総称です。元々は軍事的な目的で開発が進められてきた歴史がありますが、GPS技術や小型センサー、バッテリー性能の飛躍的な向上により、ここ数十年で民間への普及が一気に進みました。

「ドローン」という名前の由来については諸説ありますが、最も有力なのは、オスのミツバチが飛ぶ際の「ブーン」という低い羽音が、無人航空機のモーターやプロペラが発する音に似ていたことから名付けられたという説です。現在、日本国内における法律上の扱いとしては、飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作または自動操縦により飛行させることができるものと定義されています。

ラジコンヘリコプターとの違いを疑問に思う方も多いですが、最大の違いは「自律飛行能力」の有無にあります。従来のラジコンは操縦者が常にスティックを動かして姿勢を制御する必要がありましたが、現代のドローンは内蔵された各種センサー(ジャイロセンサー、加速度センサー、GPSなど)によって機体自身が風や傾きを計算し、空中でピタリと静止(ホバリング)することができます。この高度な自律制御技術によって、誰でも比較的簡単に操縦できるようになり、社会のあらゆる場面で活用が拡大しています。

関連記事:ドローンの語源とは?名前の由来から歴史まで完全解説!

2. 目的を明確にしよう!ドローンの活用シーン

ドローンを購入する際、いきなり機体のカタログを見るのではなく、まずは「自分がドローンを使って何をしたいのか」という目的を明確にすることが最も重要です。

2-1. 趣味からビジネスまで!どんな場面でどんな機体が使われている?

個人の趣味として最も人気が高い活用方法が「空撮」です。旅行先の美しい風景や、キャンプなどのアウトドアアクティビティを、普段は見ることのできない上空からのダイナミックな視点で映像に収めることができます。こうした趣味の空撮用途では、持ち運びのしやすさ(携帯性)と、手ブレを抑えて高画質な映像を撮影できるカメラ性能のバランスが良い機体が好まれます。

また、最近では専用のゴーグルを装着し、まるで自分が空を飛んでいるかのような没入感のある映像を見ながら高速で機体を操る「FPV(First Person View)ドローン」や「ドローンレース」といった新しいスポーツやホビーの分野も急速にファンを増やしています。これらは空撮機とは異なり、運動性能やカスタマイズ性が重視されます。

一方で、ビジネスの現場に目を向けると、ドローンの活用シーンは驚くほど多岐にわたります。例えば、人が足場を組んで直接目視で確認していた橋梁やビルの外壁の「インフラ点検」、広大な農地に均一かつ短時間で農薬や肥料を撒く「スマート農業」、上空から地形を撮影して高精度な3Dデータを作成する「測量」、さらには山間部や離島へ日用品や医薬品を運ぶ「物流」など、各産業の課題解決に直結する分野で専用の産業用ドローンが活躍しています。ビジネス用途の機体には、赤外線カメラなどの特殊なセンサーの搭載能力や、雨風に耐える高い耐候性、そして長時間飛行できる大容量バッテリーが求められます。

このように、一口にドローンと言っても、用途によって「最適解」は大きく異なります。まずは自分が「美しい風景を撮りたい」のか、「仕事の効率化に使いたい」のか、大まかな方向性を決めることが、失敗しない機体選びの第一歩となります。

関連記事:【2024年最新版】空撮には?点検には?どのドローン?用途別おすすめドローン!

3. 【実践編】後悔しないドローン・機体選びのポイント

ドローンのスペック表には専門用語が並んでいますが、すべてを完璧に理解する必要はありません。初心者が後悔しないために絶対に押さえておくべき、いくつかの大きなポイントに絞って全体像を解説します。

3-1. 美しい映像を撮りたい!空撮向け「カメラ付きモデル」を見極めるコツ

空撮をメインの目的にする場合、最も注目すべきはカメラの性能と、映像のブレを防ぐ仕組みです。現在の空撮用ドローンは、エントリーモデルであっても非常に綺麗な映像が撮れますが、映画やテレビ番組のような本格的で滑らかな映像を求めるのであれば、「ジンバル」と呼ばれるカメラのスタビライザー(安定化装置)の性能がカギを握ります。特に「3軸ジンバル」を搭載した機体であれば、機体が風で揺れたり傾いたりしても、カメラは常に水平を保ち続けるため、ブレのないプロのような映像を撮影することができます。

また、映像の解像度(4KやフルHDなど)だけでなく、カメラ内部の「センサーサイズ」も重要なポイントです。センサーサイズが大きい機体ほど、より多くの光を取り込むことができるため、夕暮れ時や夜間などの暗い環境でもノイズが少なく、色鮮やかで美しい映像を残すことが可能です。さらに、初心者にとって心強いのが「障害物回避センサー」の存在です。機体の前後左右や上下に搭載されたセンサーが障害物を自動で検知して停止するため、操縦ミスによる衝突や墜落のリスクを大幅に軽減できます。

関連記事:初心者必見!カメラ付きドローンの選び方とおすすめモデル4選

3-2. 世界シェアを誇る「DJI」の魅力とは?自分に合った機体の比較ポイント

ドローンの購入を検討し始めると、必ず目にするのが「DJI(ディージェイアイ)」というメーカーの名前です。中国に本社を置くDJIは、民間用ドローン市場において圧倒的な世界シェアを誇っており、事実上の業界スタンダードとなっています。

DJIの最大の魅力は、圧倒的な技術力に裏打ちされた「飛行の安定性」と、誰でも直感的に扱える「操作性の高さ」です。専用のスマートフォンアプリをコントローラーに接続することで、カメラの映像をリアルタイムで確認しながら、簡単なタップ操作で離陸から着陸、さらには高度な自動撮影までを行うことができます。また、万が一電波が途切れたり、バッテリーが少なくなったりした際に、自動で離陸地点まで戻ってくる「RTH(Return to Home)」機能など、安全面でのフェイルセーフ機能が非常に充実しているため、初心者でも安心して飛ばすことができます。

関連記事:どのドローンを買えばいいの⁉DJIドローンの選び方を解説!

3-3. 人気の「Mini」シリーズや「Air 」シリーズなど、DJI代表機種の違いを解説

DJIのドローンにはいくつかの主要なシリーズがあり、それぞれ明確なコンセプトを持っています。全体像を把握するために、代表的なシリーズの特徴を比較してみましょう。

人気を集めているのが「Mini」シリーズです。最大の特徴はその名の通り、折りたたむと手のひらに収まるほどの超コンパクトなサイズと軽さです。旅行用のカバンにすっぽりと入って、どこへでも手軽に持ち出せるため、日常の記録や旅行先でのちょっとした空撮に最適です。

一方、画質と飛行性能のバランスを求めるユーザーに支持されているのが「Air」シリーズ(Air 3Sなど)です。Miniシリーズよりも一回り機体が大きくなりますが、その分大型のカメラセンサーを搭載しており、より本格的でダイナミックな映像表現が可能です。また、機体が重い分、風に対する耐性(耐風性能)も高くなるため、海辺や山岳地帯など、多少風のある環境でも安定したフライトと撮影が楽しめます。

さらに上を目指すプロの映像クリエイターや業務用途向けには「Mavic」シリーズというハイエンドモデルが用意されています。

3-4. セキュリティやサポートで安心?国産(日本製)モデルを選ぶメリット

DJIが市場を席巻する一方で、近年急速に存在感を高めているのが日本国内のメーカーが開発・製造する国産ドローンです。特にインフラ点検、測量、災害調査といった業務分野において、国産モデルの需要が高まっています。

国産機体を選ぶ最大のメリットは「高い情報セキュリティ」にあります。海外製のドローンの場合、飛行経路のデータや撮影した映像データが海外のサーバーを経由する可能性があるため、機密情報を扱う官公庁や大手企業では使用が制限されるケースがあります。その点、国産ドローンはデータの国内管理や暗号化通信に力を入れており、情報漏洩リスクを最小限に抑えるよう設計されています。代表的なメーカーとしては、産業用ドローンをリードするACSLや、映像制作のプロ向けに特化したソニーのAirpeakなどが挙げられます。

また、万が一の故障やトラブルの際に、国内で迅速かつ手厚いカスタマーサポートを受けやすい点や、日本の電波法規や複雑な飛行環境に最初から最適化されている点も大きな安心材料です。趣味の空撮だけでなく、将来的に自社のビジネスでドローンを本格活用することを視野に入れている場合は、国産モデルも非常に有力な選択肢となります。

関連記事:日本製ドローンってどんな種類があるの?

3-5. 練習用や趣味にぴったり!100g未満の安価なトイドローンや自作機体の探し方

「いきなり高価なカメラ付きドローンを買うのは怖い」「まずは家の中で操作の練習をしてみたい」という方におすすめなのが、重量が100g未満の「トイドローン」と呼ばれる小型機体です。

日本国内の航空法では、2022年の法改正によって規制の対象となるドローンの重量基準が「200g以上」から「100g以上」へと厳格化されました。つまり、100g以上の機体を屋外で飛ばすには、国への機体登録や、場所に応じた事前の許可申請など、厳格なルールの遵守が求められます。しかし、100g未満のトイドローンであればこの航空法の規制対象外となるため(小型無人機等飛行禁止法や民法などの一般的な法律は適用されます)、比較的低いハードルで飛行を楽しむことができます。

4. 購入前に知っておきたい!操縦と応用の基本

ドローンは買って終わりではなく、安全に飛ばすための操縦技術と、機能をフルに引き出すための知識が必要です。ここでは、操縦の基本と、応用的な楽しみ方について概要を解説します。

4-1. 買った後に焦らない!初心者が知っておくべき基本的な操縦のコツ

最新のドローンは非常に賢く、離陸ボタンをポンと押すだけで空中に浮かび上がり、その場でピタリと静止してくれます。しかし、だからといってすぐに遠くまで飛ばすのは非常に危険です。初心者が最初に身につけるべきは、機械の自動制御に頼らず、自分自身の指先の感覚で機体をコントロールする基礎技術です。

ドローンの操縦には「プロポ」と呼ばれる送信機(コントローラー)を使用しますが、左右のスティックの役割(上昇・下降・前進・後退など)には、大きく分けて「モード1」と「モード2」という2つの設定があります。世界的にはモード2が主流となっており、直感的な操作がしやすいため初心者にはモード2をおすすめします。

練習のコツは、いきなり画面(カメラ映像)だけを見て飛ばすのではなく、必ず肉眼で機体を見ながら(目視内飛行)操作することです。機体の向きが変わると、スティックを操作した際の前後左右の動きが反転してしまうため、初心者はパニックに陥りがちです。まずは機体の後ろ(テール側)を自分に向けた状態で、前後左右にゆっくりと動かし、思い通りの場所にピタリと止める感覚を体に覚えさせましょう。万が一の風や電波障害に備えて、基礎的な操縦技術をしっかりと身につけておくことが、墜落や事故を防ぐ最大の防御策となります。

関連記事:いま注目のドローンの操作方法を各分野別に確認!

4-2. 教育現場や業務でも大活躍!プログラミングでドローンを飛ばす面白さ

あらかじめパソコンやタブレットで飛行ルートや動作を指示し、その通りに機体を動かす「プログラミング飛行(自動航行)」もドローンの大きな魅力の一つです。

特に最近では、小学校などの教育現場において、プログラミング的思考を養うための教材としてドローンが積極的に活用されています。

プログラミングによる自動航行技術は、ビジネスの現場でも広く活用されています。例えば農薬散布では、GPSを利用した高精度な自動飛行によってムラのない均一な散布が可能です。また測量においても、指定エリアを自動でジグザグ飛行しながら連続撮影するシステムが活躍しています。ドローンを単に飛ばすだけでなく、こうした技術に触れてみることで、活用の幅は大きく広がります。

関連記事:ドローンプログラミング入門|言語・学び方からおすすめ機体まで徹底解説

5. 法律違反に注意!安全に飛ばすためのルールと資格

最後に、ドローン運用に不可欠な「法律とルール」の全体像を解説します。

100g以上の機体は、国土交通省への機体登録が義務付けられています。機体ごとに登録記号を表示し、飛行情報を発信する「リモートID」の搭載も必須となります。

また、どこでも自由に飛ばせるわけではありません。航空法により、空港周辺や人口集中地区、高度150m以上の空域は原則飛行禁止です。イベント会場や夜間、目視外飛行などは事前の許可・承認が必要です。さらに私有地の上空や重要施設周辺、各自治体の条例など、確認すべきルールは多岐にわたります。

複雑な法規制を守り安全な飛行計画を立てることは、独学ではハードルが高いのが現実です。そこで近年注目されているのが、操縦ライセンス制度です。「国家資格(無人航空機操縦者技能証明)」を取得すれば、知識・技術の客観的な証明になるだけでなく、飛行許可の一部が免除される実務上のメリットもあります。

まとめ

ドローン選びは「目的の明確化」と「ルールの理解」が成功の鍵です。用途に合った機体を選び、まずは基礎操縦をしっかりと身につけて、安全な飛行を楽しみましょう。正しい知識を持って準備を万全にすることが、ドローンを末長く楽しむための近道です。

ドローンマスターズスクールの詳細

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ドローンマスターズスクール一覧

DMS茨城つくば校
DMS茨城笠間校
DMS埼玉浦和校
DMS栃木宇都宮校
DMS東京足立校
DMS千葉野田校(農薬散布ドローン専門)
DMS東京秋葉原校

参照・引用元一覧

  1. 国土交通省 無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール - https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html - 航空法の基本ルールと100g規制に関する公式ガイドライン
  2. 国土交通省 無人航空機登録ポータルサイト - https://www.mlit.go.jp/koku/drone/ - ドローンの機体登録制度とリモートIDに関する公式情報
  3. DJI 公式ウェブサイト - https://www.dji.com/jp - 世界最大手のドローンメーカーによる各種機体のスペックと最新技術情報
  4. 経済産業省 次世代空モビリティ - https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/robot/airmobility.html - 次世代空モビリティの社会実装に向けた実現プロジェクト

この記事を書いた人

中山 慶一 中山 慶一

ドローンマスターズスクール運営元 株式会社モビリティテクノ ドローン事業部統括部長 2017年からドローン業務に従事し外注案件及び新規スクールの開校を手掛けています。