FPV(FirstPersonView)ドローンは、操縦者がドローンから見た視点の映像をリアルタイムで見ることができるドローンです。
一般的なドローンとは異なり、操縦者は有人機に乗っているかのようなドローン視点での映像を楽しむことができます。FPVドローンを操縦することができるようになるとより臨場感あふれる映像が撮影できるようになります。
特に、ドローンを用いた空撮の分野では、FPVドローンが創造性を引き出し、人々に新たな体験を提供していくことでしょう!
この記事ではそんなFPVドローンについて以下のような内容を解説していきます!
目次
・FPVドローンの特徴とその魅力
・FPVドローンの特徴
・FPVドローンの魅力
・FPVドローンの仕組み
・映像の伝送方法
・送信機の役割
・アマチュア無線とFPVドローン
・FPVドローンの始め方
・必要な機材を購入する
・FPVドローン本体
・送信機(プロポ)
・バッテリー
・FPV用ゴーグル
・必要な免許の取得(第4級アマチュア無線技士)
・必要な承認を得る(目視外飛行の承認)
・FPVドローンのおすすめ機種
・当スクール一押し!「DJI AVATA 2」
・手のひらサイズ「DJI Neo」
FPVドローンとは?
まずはじめに、FPVドローンの「FPV」とは、「FirstPersonView(ファースト パーソン ビュー)」の略となり、日本語では「一人称視点」という意味になります。
そんな意味をもつFPVドローンは、一般のドローンとは異なり、一人称視点で臨場感あふれるフライトを楽しむことができるドローンです。
通常のドローンの操縦方式とは異なり、操縦者はドローンに搭載されたカメラで撮影された映像をリアルタイムで確認できます。この映像は、送信機に取り付けたスマートフォンやタブレット、専用のゴーグルなどに映し出されます。特にゴーグルを装着したうえでの操縦は視覚的な没入感が増すため、よりフライトを楽しむことができるのです。
さらに、FPVドローンは映像撮影だけでなく、「ドローンレース」や「アクロバティックな飛行」を行う際にも広く利用されています。そのため、様々な楽しみ方が広がっていると言えるでしょう。
FPVドローンの特徴とその魅力
FPVドローンは、これからドローンを始める方にとって非常に魅力的な選択肢の一つです。
FPVドローンは、有人機のパイロットのような視点でリアルタイムのビデオ映像を楽しむことが可能で、まるで自分が空を飛んでいるかのような体験が得られます。必要な機材は、FPVドローン本体、送信機、ゴーグル、そしてバッテリーなどになります。
ルールに関しては、それぞれの国または地域により異なりますが、飛行地域の法律を確認し、遵守したうえで飛行する必要があります。
これからドローンを始める方におすすめの機種としては、手軽に操作できるものや衝突回避機能を備えたモデルなどがおすすめです。
FPVドローンの活用方法には、「空撮やレース」、「3Dマッピング」など多岐にわたる用途があります。
FPVドローンの特徴
FPVドローンの特徴として、特に強調されるのはその飛行方式と映像技術です。
FPVドローンは、「一人称視点」での操縦が可能で、通常のドローンとは異なり、操縦者がドローンの視点で操縦することができます。このため、フライト中の環境・映像を実際に乗って見ているかのような体験を得られるのです。
また、FPVドローンには「高性能なカメラ」が搭載されていることが多く、鮮明な映像をリアルタイムで伝送します。この映像は、送信機に取り付けているスマートフォンや専用ゴーグルに映し出され、特にゴーグルでは操縦者はより没入感のある操縦を体験できます。
さらに、FPVドローンには「軽量な設計」や「高い耐久性」が求められ、さまざまな環境で活躍するための工夫が施されています。飛行性能と操作性のバランスがとれた設計は、操縦者が快適に操作できる要素の一つとなっています。
FPVドローンの魅力
FPVドローンの魅力はいくつかありますが、その中でも特徴的なポイントが「映像体験」と「ドローンにおける可能性」です。
FPVドローンを使用すると、通常のドローンとは異なる視点で撮影が行えるため、独自の映像表現が可能です。
特に、空撮の場面では、一般のドローンではできないような迫力あるアングルでの撮影や流れるような動きで臨場感ある映像が撮影できます。
また、FPVドローンは「レース」や「アクロバティックな飛行」にも用いられ、映像制作以外でも多くの楽しみ方が広がっています。ですので、FPVドローンは単なる空撮ツールではなく、様々な場面でのクリエイティブな表現を可能にする、魅力的な機体であると言えるでしょう。
FPVドローンの仕組み
FPVドローンは通常、ドローンに搭載した映像送信機(VTX)から映し出した映像を映像受信機(VRX)へ電波で送信し、映像を確認します。
ですが、DJIなどのドローンは、ドローン本体に備え付けで装着されているカメラで撮影した映像をデジタル変換し、無線LANを活用して2.4Ghz帯で伝送していたりもします。
この方法だと、無線LANを活用しているため、操縦者側で映し出される映像には多少の遅延が生じます。
ですが、通常の空撮などでは、FPVは現在ドローンがどのあたりを飛んでいるかの確認やカメラの画角確認など操縦者の補助的役割であるためあまり問題にはなりません。
レースやアクロバティックな飛行で使用する際は、リアルタイムでの送受信が必要となるため、ドローンに搭載した映像送信機(VTX)から映し出した映像を映像受信機(VRX)へ電波で送信する方法が推奨されます。
映像の伝送方法
FPVドローンの映像の伝送方法は前述の通り、通常はドローンに搭載した映像送信機(VTX)から映し出した映像を映像受信機(VRX)へ電波で送信し、映像を確認する方法になります。
その際の使用周波数ですが、レースなどで使用されるようなドローンだと、5.8GHz帯の周波数が利用され、低遅延かつ高画質な映像を送受信することができます。5.8GHz帯の特性により、強い電波で障害物を避けてスムーズな映像伝送が可能です。
送信機の役割
送信機はFPVドローンを操縦する上で必須のデバイスです。
このプロポ(送信機)は、ドローン本体と通信を行い、操縦者の操縦信号を伝える役割を果たします。また、映像をリアルタイムで表示する機能を持つものもあるため、操縦者は自分が飛行している視点を確認しながら操作を行うことができます。
具体的には、操縦者はスティックやボタンを使ってドローンの動きを制御します。このユニットのデザインには、FPVドローンならではのアクロバティックな飛行の複雑な操作を行いやすくするための工夫が施されており、操作性が良くなっています。
さらに、送信機の機能には、フライトモードの切り替えや映像の録画、キャリブレーションなど様々な機能が含まれています。これにより、FPVドローンをより快適かつ効率的に扱えるようになります。
アマチュア無線とFPVドローン
FPVドローンの運用には、「アマチュア無線に関連する法律や規制」を理解することが不可欠です。
5.8GHz帯の周波数を使用する場合、電波法により、無線免許が必要となるため、「アマチュア無線技士」の資格を取得することが求められます。
この資格は、通信の基礎知識を持っていることを証明するもので、各種無線通信機器を適切に使いこなすためのスキルを得られます。
また、「無線局の登録」も必要です。これにより、周囲の安全を確保し、トラブルを避けることができるため、公共の場でFPVドローンを飛ばす際の大切なステップとなります。
法律が定める範囲内での運用は、すべての操縦者にとって責任ある行動として求められます。従って、FPVドローンを楽しむ際には、無線に関する法律も十分に把握しておくことが必要です。
FPVドローンの始め方
FPVドローンの魅力に引かれ、初めての一歩を踏み出そうとしている方へ、FPVドローンの始め方として、必要な機材や免許取得方法、そして航空法で必要な許可について簡潔にご紹介します。
必要な機材としては、ドローン本体、送信機、FPVゴーグル、バッテリーが挙げられます。
また、日本では5.8Ghz帯のFPVドローンを個人で操作する際には、「第4級アマチュア無線技士(アマチュア無線4級)」の免許の取得と、「無線局開局」の申請が必要になります。
航空法ではFPV機は目視外飛行に該当するため、飛行許可を取得しなくてはなりません。
FPVドローンはレースや空撮のみならず、微細な操作が求められる産業用途にも活用できます。初心者でも適切な知識と機材があれば、素晴らしい体験を始めることができます。
必要な機材を購入する
FPVドローンを始めるにあたり、必要な機材は以下のような機材になります。
④FPV用ゴーグル
レースなどで使用するようなものは、基本的にはそれぞれ単体で販売されていますが、空撮用のものなど「本体と送信機とゴーグルとバッテリー予備」のセットで販売されているものも多数あります。
単体で販売されているものは、初期設定や整備などが大変なため、初心者の方はセット販売されているものを使用するのがおすすめとなります。
送信機は、操縦の基本となるデバイスなので、送信機の性能は操縦の感覚に大きな影響を与えるため、直感的に操作できるものを探すことが大切です。
また、カメラは鮮明な映像を撮影できるカメラが搭載されていることが望ましく、飛行性能や耐久性にも優れたモデルを選ぶと、より安定した運用ができるでしょう。
経験が浅い方でも、整った機材を揃えることで、練習しやすくなり、FPVドローンの世界がより楽しめるようになります。
ここではそんな必要機材について解説していきます。
下記で解説している機材は、インターネット上のドローンの専門ショップやドローン専門店、セット商品はメーカーの公式サイトから購入することができます。
FPVドローン本体
FPVドローンを始める際、まず一番に必要なのが、「FPVドローン本体」です。
FPVドローン本体の入手方法には、以下の方法があります。
①メーカーの既製品を購入する
②FPVドローンのキットを購入して自分で製作する
③自分で好きな部品を選んで購入し、製作する
前述の通り、FPVドローン初心者の方は、メーカーの既製品でセット販売されているものを購入することをおすすめします。
キットや好きな部品を選んで製作する方法はドローンの知識が多少必要になるのと、時間がかかるためです。
ですが、初心者の方でものづくりが好きな方やメカニックが好きな方で自分で製作してみたいという場合、キットであれば部品と説明書も揃っているので、説明書を見ながら製作すれば初心者の方でも製作はできるかと思います。
ドローン中級者、上級者の方でドローン知識があり、自分専用のオリジナルの機体を手に入れたいという方、飛行させるだけではなく、ドローンの整備・点検も楽しみたいという方は、好きな部品を自分で選び、製作してみましょう。
自作することで、独自のカスタマイズが可能になり、自分専用のオリジナルドローンを作ることができます。好きな部品を選んで組み立てることで、デザインにこだわることもできますし、機能にもこだわることができます。より高性能なモーターやプロペラを選ぶことで、より高速でアクロバティックなフライトが可能になり、レースなどでは良い成績を収めることができるかもしれません。
また自作する場合、FPVシステムやカメラも好みに合わせて選択できます。
車やバイクなどと同じで手間をかけ、好きな部品で製作したドローンはより愛着が湧くことでしょう。
費用ですが、上記の3つの方法、どの方法でもそこまで大きな違いはありません。
好きな部品を選んで製作する場合、こだわった部品を使用する場合などは高額になる可能性もあります。
FPVドローン本体の相場は約10,000円~100,000円くらいになります。
送信機(プロポ)
送信機はFPVドローンを操縦する際のキーボードのような役割を果たします。
この送信機は、ドローンと通信を行い、操縦者が直感的に操作できるように設計されています。特に、送信機には複数のモードが搭載されており、これにより初級者から上級者まで、目的に応じた飛行スタイルを選択できます。
送信機に付随する機能には、フライト情報の表示や映像の切り替え、操縦モードの切り替えなど様々な機能があります。これらの機能は、特に複雑なフライトを実現する際にとても重要です。より良い送信機を選ぶことで操作を精密にコントロールできるため、安心してフライトを楽しむことができます。
送信機とFPVドローンには互換性があるため、自分が使用するFPVドローンに合う送信機を選びましょう。
送信機の相場は約10,000円~50,000円くらいになります。
※技適マークがついているものを選びましょう!※
送信機を選ぶ際は、技適マークの有無を確認し、ついているものを選びましょう。
【技適マークとは?】
電波法で定めている技術基準に適合している無線機であることを証明するマーク
「技適マーク」
技適マークのついていない送信機を使用すると、電波法違反なる場合がありますので注意してください。
バッテリー
バッテリーは、ドローンの動力源であるため、必ず必要になります。
FPVドローンは、一般のドローンより高速でアクロバティックな動作を行うため、より大きい電力を持つバッテリーが必要です。
バッテリーの性能は、FPVドローンの「飛行時間」や「パワー」に大きく影響します。
バッテリー容量(mAh)、電圧(V)、放電率(Cレート)などを確認して、適切な仕様のバッテリーを選びましょう。
また、バッテリーは予備で複数本購入し、用意しておきましょう。
一般のドローンも同じですが、ドローンのバッテリーは容量に限りがあり、一本のバッテリーで数分~数十分しか飛行することができません。
さらに使用したバッテリーの充電時間は、短くとも30分〜40分かかります。
長いものだと、1時間程かかるものもありますので、一本だと連続した飛行ができなくなります。
ですので、長い時間飛行させたい場合は最低でも予備のバッテリーを3本以上は持っておくことをお勧めします。
費用ですが、バッテリーの相場は一本あたり約5,000円~20,000円くらいになります。
FPV用ゴーグル
FPV用ゴーグルは、操縦者がドローンのカメラからのリアルタイムの映像を視聴するためのものです。
FPV用ゴーグルは必須というわけではありませんが、レースなどで使用する場合は、多く使用されており、必要になります。
ゴーグルがない場合は送信機に取り付けられたスマートフォンやタブレットなどでドローンのカメラからのリアルタイムの映像を視聴しますが、ゴーグルがあると、自分がドローンに乗っているかのような視点で映像を視聴することができます。
そのため、没入感ある操縦をすることができ、よりアクロバティックな飛行をすることが可能になります。
FPVゴーグルは一般的に映像受信機を内蔵しており、ドローンのカメラから送信される映像をリアルタイムで表示します。
費用ですが、FPVゴーグルの相場は約10,000円〜100,000円くらいになります。
必要な免許の取得(第4級アマチュア無線技士)
FPVドローンを操縦するためには、「第4級アマチュア無線技士」の資格を取得することが求められます。
日本では5.8GHz帯の電波は、電波法により、勝手に利用することはできません。
5.8GHz帯の周波数を使用する際は、「第4級アマチュア無線技士」の取得と「無線局開局」の申請が必要となります。
「第4級アマチュア無線技士」取得には、無線通信の基礎知識が求められ、取得方法は以下の方法があります。
①国家試験を受験して取得
「日本無線協会」が実施している国家試験を受験し合格することで取得できます。
試験会場はCBT(Computer Based Testing)方式のため、日本全国で受験可能です。
試験詳細↓
【公益財団法人 日本無線協会】
②養成課程講習会を受講して取得
アマチュア無線の知識が全くない方や、数学や物理が苦手という方は、基礎から学べる「日本アマチュア無線振興協会」主催の「養成課程講習会」を受講し、修了試験に合格すれば取得することができます。
講習会詳細↓
【一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会】
「第4級アマチュア無線技士」を取得したら、次は「無線局開局」の申請を行います。
「無線局開局」の申請は以下の方法があります。
①「アマチュア局個人・社団用開局用紙」に必要事項を記入して地方総合通信局に申請
②総務省のホームページから電子申請
無線局開局が認められれば、5.8Ghz帯の電波が使用できます。
※業務で使用する場合は「第4級アマチュア無線技士」では使用できませんので、ご注意ください。
業務用途の場合は「第三級陸上特殊無線技士」が必要になります。
無線免許と無線局を持つことで、安心してFPVドローンを運用できるようになります。特に公共の場での利用に際しては、法律や規制を遵守することが重要となります。無線免許と無線局を持つことで、周囲の安全を確保し、トラブルを未然に防ぐことができるため、資格取得は重要なステップとなります。
必要な承認を得る(目視外飛行の承認)
FPVドローンはゴーグルを装着して飛行させると「目視外飛行」という飛行になるため、航空法による規制対象となります。
そのため、国土交通省から飛行承認が必要になります。
具体的には、国土交通省に電子申請を行い、目視外飛行を行う理由や飛行場所・飛行日時などを申告しなければなりません。この手続きは、周囲の安全を守るために大切なものとなります。
国土交通省に承認されると、目視外で飛行することができるようになります。
また、航空法では目視外飛行だけではなく、重量100g以上のドローンは様々な規制がかかっており、飛行場所や飛行方法などでも承認が必要となる場合があります。
無人航空機のルールをきちんと理解し、ルールに従って使用することが大切です。
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FPVドローンのおすすめ機種
FPVドローンは最近では各メーカーが販売を始めているため、様々な機種があり、どのドローンを購入すればよいか悩まれると思います。
そこで、ここでは初心者の方でも手軽に始められるセット販売されているFPVドローンを紹介していきます。
以下で紹介するドローンは全て既製品のため、自分で製作する必要もありませんし、電波も2.4Ghz帯を使用しているので、無線免許も不要となり、使いやすくなっております。
セット販売もされているため、何を買えばいいか迷ったらとりあえずセットで購入するということもできます。
購入はメーカーのオンラインショップやamazonなどで購入できます。
また、当スクールでも購入できますので、お気軽にお問い合わせください。
当スクールイチオシ!「DJI AVATA 2」
DJI Avata2 公式サイト
「DJI AVATA 2」は、求められる操縦スキルを抑えながらも爽快感に溢れる飛行を楽しめるドローンです。
セットのコントローラーとゴーグルを組み合わせることで、FPV飛行を行うことができ、入門編としてイチオシです!
高い機動性と制御機能を持ち、高速フライト時でも思い通りにコントロールが可能です。
さらに、障害物検知や緊急ブレーキ機能を搭載しているため、初心者でも安心してフライトが楽しめます。
FPVドローンは操縦が難しく、スキルが求められますが、緊急ブレーキ機能を作動させると、安全なホバリング状態に戻してくれるため、練習にも最適です。
【スペック】
サイズ:185×212×64 mm(長さ×幅×高さ)
重量:377g
最大飛行速度:97km/h
飛行時間:23分
映像伝送距離:10㎞(日本国内)
限界高度:5000m(海抜)
障害物検知:下方・後方
静止画画素数:1200万画素
動画解像度:最大4k/100fps
【価格】
72,600円~
手のひらサイズ「DJI Neo」
DJI Neo 公式サイト
「DJI Neo」は手のひらサイズの超軽量ドローンです。
DJIドローンの中で最も軽量で携帯性に優れています。
手のひらサイズならではで、手のひらから離着陸をすることもできます。
小型ではありますが、カメラや飛行性能は優れており、十分にFPVを楽しむことができます。
価格も安価であり、小型で万が一の際の被害も少ないため、練習機としてもおすすめです。
趣味でドローンを始めたいという方はDJI Neoから始めてみてはいかがでしょうか。
【スペック】
サイズ:130×157×48.5 mm(長さ×幅×高さ)
重量:135g
最大速度:57km/h
飛行時間:18分
映像伝送距離:6㎞(日本国内)
限界高度:2000m
障害物検知:下方
静止画画素数:1200万画素
動画解像度:最大4k/30fps
【価格】
33,000円~
FPVドローンの活用例
FPVドローンは、「空撮」や「レース」、「イベントでの体験」など様々な活用例があります。
産業用途では、狭所の点検や暗所の点検、インフラ点検など一般のドローンや大型のドローンではできないような業務で多岐にわたって活躍しています。
ここでは、そんなFPVドローンの以下の活用例を紹介していきます。
・空撮
・レース
・イベント
映像制作におけるFPVドローンの利点
FPVドローンは空撮において多くの利点があります。
FPV機能によって操縦者は、実際に自分が飛んでいるかのような視点で映像を撮影できるため、一般のドローンより没入感のある映像を提供できます。このリアルタイムの視覚体験は、従来のドローンでは味わえない独特の魅力です。
この視点での映像を活かして「カーレース」や「バイクレース」などの速い動きをする被写体の追跡撮影やアクロバティックな動きをするアクションシーンの撮影などでも使用されています。
特に「カーレース」や「バイクレース」などの速い動きをする被写体の追跡撮影は急加速したり急旋回したりすることもあるため、一般のドローンでは追跡しきれず、撮影が難しいです。
FPVドローンはリアルタイムでの画像伝送と高い操作性をもっているため、速い動きの被写体も追跡ができ、追跡撮影が可能となっています。
また、映像制作の分野では急降下や急旋回を行うことで、よりドラマティックな映像を撮影することができます。さらに、撮影対象に近づいてスムーズにフライトすることで、臨場感あふれる作品が作れます。これが、FPVドローンを使った空撮の大きな魅力となっています。
レースや競技での使用例
FPVドローンはレースや競技の分野でも広く活用されています。
FPVドローンを使ったレースでは、操縦者がゴーグルなどでリアルタイムで映像を確認しながら微細な操作を行うため、高度な技術が求められます。
特有のスピード感と迫力あるレース展開が、ドローンレースの最大の魅力です。
競技用FPVドローンは、通常、小型で軽量、そして耐久性があり、敏捷性に優れた設計になっています。小型なので、空気抵抗が少なく安定性が向上しているので、高速でも問題なく飛行することができます。
ゴーグルを装着し、ドローンの視点で操縦するうえでの高速飛行はとてもスリルがあり、そのスリルもドローンレースの魅力の一つです。
また、特定のルールに従って行われるレースでは、他の競技者とリアルタイムで競い合う緊張感と興奮も楽しめます。
レースは操縦者だけではなく、見ている観客もスピード感のある飛行や迫力ある競技を楽しめるため、人気があります。
イベントでの体験の活用例
FPVドローンは、イベントでの飛行体験にも活用されます。
観客に向けたデモや体験会では、参加者に実際にFPVドローンを体験してもらいます。
参加者に実際に操縦してもらうだけではなく、プロが飛行をさせそのときの映像をゴーグルで見てもらい、まるで自分が飛んでいるかのような体験をしてもらったりもします。
プロが飛行させている映像を見ることで、高速でアクロバティックに飛行するため、より迫力のある映像が見れたり、通常では見れない角度から様々なものを見たりすることができます。
FPVドローンを使用したイベントは、参加者にとって貴重な経験ができる機会になることでしょう。これにより、ドローンに対する興味が高まり、さらなる普及が促進される要因になるのではないかと思います。
当スクールでもFPVドローンのイベントを行っておりますので、ご興味ある方はお問い合わせください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事ではFPVドローンについて説明させていただきました。
FPVドローンは、一人称視点からの映像体験ができる魅力的なドローンです。
そんなFPVドローンの始め方や活用方法についてまとめましたので、おさらいしていきましょう。
FPVドローンを始めるには3つの必要なことがあります。
①必要な機材を購入する
②必要な免許の取得
③必要な承認を得る
活用方法は「空撮」や「レース」、「イベントでの体験」など様々な用途があり、今後さらに需要が増えていくことが予想されます。
仕事での活用も増えてきているので、ドローンの免許や操縦スキル、無線の免許などを取得しておくと仕事で活用する際に有利になるでしょう。
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