7-1. STEP1:自分に必要な資格を決め、準備を始めよう
7-2. STEP2:信頼できるドローンスクールを選び、申し込もう
7-4. STEP4:実技講習で操縦スキルを磨き、修了審査にチャレンジ!
7-5. STEP5:国家試験(学科)と身体検査をクリアし、いよいよ資格取得!
8-1. まずはココを確認!スクール選びの基本チェックリスト
8-4. 卒業したら終わりではない!アフターサポートの重要性
1. ドローン免許制度、なぜ始まったの?~初心者が押さえておきたい基本のキ~
「ドローンを飛ばすのに、本当に免許が必要なの?」多くの方が最初に抱く疑問です。実は、2022年12月5日から、国土交通省が管轄する「無人航空機操縦者技能証明制度」、いわゆる「ドローン免許制度」がスタートしました。これは、ドローンを安全に運用するための国家資格です。
1-1. なぜ免許制度が導入されたの?
近年、ドローンの活躍の場が広がる一方で、残念ながら無許可飛行による事故やプライバシー侵害といった問題も増えてきました。こうした背景から、ドローンがさらに安全に、そして社会とより良く共存していくために、しっかりとしたルールとして国家資格制度が設けられたのです。
「でも、少し趣味で飛ばすだけなのに、大げさではない?」と感じるかもしれませんね。確かに、飛ばす場所や方法によっては、必ずしも免許が必須というわけではありません。しかし、知らずにルールを破ってしまうと、思わぬトラブルに繋がることも。まずは、どのような時に免許が必要になるのか、具体的に見ていきましょう。
2. ドローン免許が必要!~あなたの飛行プランをチェック~
ドローン免許が特に必要となるのは、主に次のようなケースです。
- 都市部など人が多い場所(DID地区)での飛行
- 夜間の飛行
- 目で見えない範囲(目視外)での飛行(例:ドローンを遠くまで飛ばして撮影する場合)
- お祭りやイベント会場など、人の真上を飛行させる可能性のある場合
- 農薬散布や物資輸送など、物を運んで投下する場合
「じゃあ、人気のない広い公園なら大丈夫?」というご質問もよくいただきます。確かに、上記に当てはまらなければ免許なしで飛ばせるケースもあります。例えば、周囲に人や建物が少なく、日中で、ドローンが常に見える範囲で、さらに人や建物から30m以上の距離を保てるなら、免許がなくても飛行可能な場合があります。
ただし、公園や河川敷などは管理者の許可が別途必要となることがほとんどです。必ず事前に確認するようにしましょう。
3. 「趣味」と「副業」で考えるドローン免許の必要性
3-1. 趣味でドローンを楽しみたいあなたへ
趣味でドローンを始める場合、最初は郊外の広い場所で練習することが多いでしょう。そうしたケースでは、すぐに免許が必要になるわけではありません。しかし、「さらに素敵な映像を撮りたい!」という気持ちが芽生えてくると、免許の必要性を感じる場面が出てきます。
- 旅先の美しい街並みを空から撮りたい
- SNS映えする都市部の風景を動画に収めたい
- 幻想的な夕焼けや夜景をドローンで撮影したい
希望を叶えるためには、多くの場合、免許が必要になります。
3-2. 副業としてドローンを活用したいあなたへ
「ドローンのスキルを活かして収入を得たい」と考えているなら、免許取得はほぼ必須と言えるでしょう。クライアントからの様々な要望に応え、信頼を得てビジネスを軌道に乗せるためには、国家資格が大きな強みとなります。
- 不動産物件の魅力的な空撮プロモーション
- 建設現場の進捗状況の記録
- イベントのダイナミックな空撮中継
これらの業務では、免許が必要となる飛行条件がほとんどです。
4. どの免許を選べばいい?~飛行レベルと資格の種類を理解しよう~
ドローンの飛行は、そのリスクの度合いに応じて「レベル1」から「レベル4」までのカテゴリーに分類されています。これを理解することが、あなたに最適な資格を見極める第一歩です。
4-1. 飛行レベルって何?
- レベル1: 人や建物が少ない場所での日中・目視内飛行(例:郊外での基本的な練習飛行)
- レベル2: 人口密集地域での日中・目視内飛行(例:都市部での空撮、ただし制限あり)
- レベル3: 人や物がないエリアでの目視外飛行(例:広大な土地の測量、補助者なし)
- レベル4: 人や物の上空を含むエリアでの目視外飛行(例:都市部での物資輸送など、最も高度な飛行)
趣味で始める方や、副業で基本的な空撮を行う方の多くは、主にレベル1とレベル2の範囲での飛行が中心となるでしょう。
4-2. 資格は「一等」と「二等」の2種類
ドローン免許には、大きく分けて「一等無人航空機操縦士」と「二等無人航空機操縦士」の2つの資格があります。
- 一等資格: すべてのレベル(1~4)の飛行が可能。より高度で専門的な飛行が許可されます。
- 二等資格: レベル1~3(一部制限あり)の飛行が可能。趣味や一般的な空撮業務の多くをカバーできます。
「ふむふむ、趣味なら二等で十分かな?」と思われるかもしれませんね。確かに、多くの場合、二等資格でドローンの楽しさを十分に味わえます。しかし、将来的に活動の幅を広げたい、あるいは副業として多様な案件に挑戦したいという方は、最初から一等資格を目指すのも賢明な選択です。
5. 趣味・副業ユーザーに最適なのはどれ?~あなたの未来予想図から選ぶ~
5-1. 趣味で楽しむなら、まずは二等資格から
多くの方が、まずは二等資格からドローンライフをスタートさせています。二等資格があれば、市街地での風景撮影や、許可を得た上でのイベント空撮など、趣味の幅を大きく広げることができます。「あの場所を空から撮ってみたい!」という夢が、ぐっと現実に近づきます。
5-2. 副業や本格的な活動を目指すなら、一等資格も視野に
将来的にドローンをビジネスとして本格的に展開したい、あるいはより専門的な分野で活躍したいとお考えなら、一等資格の取得がおすすめです。例えば、活動を考えている方には一等資格が適しています。
- 広大な敷地を持つ施設の点検や調査
- 農業分野での広範囲な農薬散布や精密農業
- 災害発生時の迅速な状況把握や捜索活動
「でも、いきなり一等なんて難しそう…」と不安に思う必要はありません。多くのドローンスクールでは、初心者の方でも段階を踏んで確実にスキルを習得できるよう、親身な指導を行っています。
6. ドローン免許取得のメリットと気になる費用~投資としての価値~
ドローン免許を取得することは、単に「合法的に飛ばせる」というだけでなく、多くのメリットをもたらしてくれます。特に、趣味から一歩進んで副業を考えている方にとって、資格は大きな自信と信頼につながるでしょう。
6-1. 免許取得で得られる主なメリット
- 活動範囲がグンと広がる: これまで諦めていた都市部や観光地など、魅力的なロケーションでの撮影が可能に。
- 安全な飛行スキルが身につく: 正しい知識と確かな技術を学ぶことで、事故のリスクを大幅に減らせます。
- 社会的な信頼度がアップ: 特に副業として活動する際、「国家資格保有者」という肩書きは、クライアントからの信頼を得る上で非常に有効です。
- 法的なトラブルを未然に防ぐ: 無許可飛行による罰則(50万円以下の罰金など)のリスクを回避できます。
- 保険加入で有利になることも: 資格を持っていることで、ドローン保険の保険料が割引になる場合があります。
「なるほど、メリットはよくわかったけど、費用はどれくらいかかるの?」という疑問にお答えします。
6-2. 資格取得にかかる費用の目安
ドローン免許の取得には、主にスクールでの講習費用と、国への申請手数料が必要です。
- 二等資格の場合
- 講習費用:約15万円~25万円程度
- 申請手数料:約2万円
- 合計:約17万円~27万円程度
- 一等資格の場合
- 講習費用:約20万円~35万円程度(内容により幅があります)
- 申請手数料:約2万円
- 合計:約22万円~37万円程度
「うーん、やはり結構かかるんだな…」と感じるかもしれません。しかし、これは未来への投資と考えてみてください。例えば、空撮サービスを副業で提供する場合、1案件あたり数万円の報酬が得られることも珍しくありません。数件の依頼をこなせば、初期費用を回収できる可能性も十分にあります。
6-3. 時間的なコストはどれくらい?
資格取得までにかかる期間の目安は以下の通りです。
- 学科講習:オンライン学習が中心で、約10時間~20時間程度。
- 実技講習:スクールに通い、2~5日間程度が一般的。
- 修了審査:実技講習後、半日~1日程度。
- 国家試験(学科):半日程度。
- 申請手続き:合格後、約1~2週間で免許証が交付。
トータルで見ると、申し込みから免許証を手にするまで、おおよそ1ヶ月~2ヶ月程度を見込んでおくと良いでしょう。
7. 初心者でも安心!ドローン免許取得のカンタンステップ
「よし、ドローン免許を取るぞ!でも、何から始めればいいの?」そのようなあなたのために、初心者向けの取得ステップを分かりやすく解説します。
7-1. STEP1:自分に必要な資格を決め、準備を始めよう
まずは、この記事を参考に、ご自身の目的(趣味か副業か、どのような飛行をしたいか)に合わせて、一等と二等のどちらの資格を目指すか決めましょう。もし迷う場合は、ドローンスクールの無料相談などを活用して、専門家のアドバイスをもらうのがおすすめです。 次に、技能証明申請者番号を取得します。これは国土交通省のオンラインシステム「DIPS2.0」で手続きできますが、多くのスクールでは申請サポートも行っていますので、不安な方は相談してみましょう。
7-2. STEP2:信頼できるドローンスクールを選び、申し込もう
自分に合ったスクール選びは、資格取得を成功させるための最も重要なポイントと言っても過言ではありません。以下の点をしっかりチェックしましょう。
- 国土交通省の登録講習機関であるか?(これが大前提です!)
- 実績や卒業生の評判はどうか?
- 初心者でも安心して学べるサポート体制があるか?
- 卒業後のアフターフォローは充実しているか?
- 実技練習場の設備や環境は整っているか?
7-3. STEP3:学科講習で知識をインプット!
学科講習は、eラーニングなどオンラインで受講できる場合がほとんどです。主に以下のような内容を学びます。
- 航空法規(ドローンに関する法律やルール)
- 気象の知識(安全な飛行のために)
- 小型無人機の構造や性能
- 運航管理と安全管理のノウハウ
多くのスクールでは、初心者にも理解しやすいように、図解を多く用いた教材や、丁寧な解説動画を用意しています。
7-4. STEP4:実技講習で操縦スキルを磨き、修了審査にチャレンジ!
いよいよドローンに触れる実技講習です!ここでは、基本的な操縦技術はもちろん、万が一の事態に備えた緊急時の対応、安全な飛行計画の立て方、実際の飛行環境における注意点などを、インストラクターの指導のもとで実践的に学びます。 初めてドローンを操作する方でも安心して取り組めるよう、少人数制で丁寧な指導を行っているスクールを選ぶと良いでしょう。講習の最後には、身につけた技術を確認するための修了審査があります。
7-5. STEP5:国家試験(学科)と身体検査をクリアし、いよいよ資格取得!
スクールでの実技講習と修了審査を無事に終えたら、次は指定試験機関(一般財団法人日本海事協会など)が実施する学科試験と、視力などの簡単な身体検査を受けます。これらに合格すれば、晴れてドローンの国家資格保有者です!
8. 後悔しない!初心者のためのドローンスクール選び徹底ガイド
ドローン免許取得の道のりにおいて、良きパートナーとなるスクール選びは非常に重要です。ここでは、初心者が失敗しないためのスクール選びのポイントを、さらに詳しくご紹介します。
8-1. まずはココを確認!スクール選びの基本チェックリスト
- 国土交通省登録の講習機関か?: 国家資格を取得するためには、必ず登録された機関で講習を受ける必要があります。
- 講習内容と時間数は十分か?: 特に実技練習の時間が十分に確保されているか確認しましょう。
- 料金体系は明確か?: 総額でいくらかかるのか、追加費用が発生する可能性はないか、事前にしっかり確認を。
- 合格実績はどうか?: 公開されていれば、実際の合格率も参考にしましょう。
- スケジュールの柔軟性: 仕事やプライベートと両立できるよう、自分のペースで通えるか。
8-2. 初心者に本当に優しいスクールの見極め方
特にドローン操作が初めてという方は、以下のような特徴を持つスクールがおすすめです。
- 少人数制の丁寧な指導: 質問がしやすく、一人ひとりに合わせた指導が期待できます。
- 初心者向けの体験会や事前説明会があるか: 講習前にドローンに触れる機会や、疑問を解消できる場があると安心です。
- 親身なサポート体制: 講習中の疑問点はもちろん、卒業後の相談にも乗ってくれるか。
- 教材の分かりやすさ: 専門用語ばかりでなく、初心者にも理解しやすい言葉や図解で説明されているか。
8-3. 見落としがち?設備と講師の質もしっかりチェック!
実技講習の質は、練習環境と教える講師のスキルに大きく左右されます。
- 練習環境: 天候に左右されない屋内練習場があるとベスト。屋外練習場の場合も、広さや安全性が確保されているか。
- 使用する機材: 実際に業務で使われるような、比較的新しい機種で練習できるか。
- 講師の経験と実績: 現役でドローン業務に携わっているなど、実務経験豊富な講師から学べるか。
- 指導の丁寧さ: 一人ひとりの進捗に合わせて、根気強く教えてくれるか。
8-4. 卒業したら終わりではない!アフターサポートの重要性
資格を取った後も、安心してドローンライフを楽しむためには、スクールの継続的なサポートが心強い味方になります。
- 技術的な質問への対応: 卒業後に出てくる操作方法の疑問や、法改正に関する情報提供など。
- 機材選びのアドバイス: 自分に合ったドローンを購入する際の相談に乗ってくれるか。
- コミュニティの提供: 卒業生同士が情報交換できる場や、交流イベントなどがあると、モチベーション維持にも繋がります。
- スキルアップ講座の有無: より高度な操縦技術や、特定の業務に特化した専門知識を学べる機会があるか。
8-5. 最終判断は「体験者の生の声」と「自分の直感」で!
パンフレットやウェブサイトの情報だけでなく、実際にそのスクールで学んだ人の声は非常に参考になります。
- インターネット上の口コミやレビュー
- SNSでの評判や投稿
- 卒業生が書いたブログや体験談動画
可能であれば、スクールが開催している無料説明会や体験操縦会に積極的に参加してみましょう。実際にスクールの雰囲気を感じ、講師と話してみることで、「自分に合っているかどうか」を肌で感じ取ることができます。料金の安さだけで選ばず、総合的に比較検討し、納得のいくスクール選びをしてくださいね。
9. 【まとめ】ドローン免許で空の可能性を広げよう!
ドローン免許は安全運用の国家資格。趣味の空撮から副業まで、活動の幅と信頼性が向上します。一等・二等から目的に合う資格を選び、信頼できるスクールで技能を習得。正しい知識で、新しい空の世界を楽しみましょう!
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