【初心者さん必見!】ドローン、どこで飛ばす?安全に楽しむための完全ガイド~法律から穴場スポットまで徹底解説~

ドローンスクール ドローンマスターズスクール ドローン練習 ドローン規制 飛行ルール 飛行申請 DIPS

ドローンを手に入れたけど、どこで飛ばせる?法律は?そんな不安を抱える初心者さんへ。

この記事では、安全にドローンを楽しむための法律、場所選び、おすすめスポットを分かりやすく解説。安心して空の冒険へ踏み出しましょう!

 

■ドローン業界への挑戦を考えているあなたへ。関東近郊のドローンスクールならドローンマスターズスクールへ!

 

目次

ドローン飛行の基本を学ぶ:航空法と規制エリア

1-1. 航空法って何?まず覚えるべき「飛ばしてはいけない場所」

1-2. 覚えておこう!2022年の法改正ポイント

初心者さんでも大丈夫!ドローンを合法的に飛ばせる場所の条件

2-1. 【法律編】ここならOK!飛ばせる場所の基本条件

2-2. 【安全編】法律だけじゃない!安心して飛ばすための環境条件

2-3. 【マナー編】気持ちよく飛ばすための「心配り」

初心者さんにおすすめ!ドローン飛行場所ベスト5

3-1. 河川敷・土手:広々空間で練習に最適!

3-2. 海岸・砂浜:絶景をバックに爽快フライト!

3-3. 広い公園(ただし、許可の確認は必須!)

3-4. 専用ドローン練習場:安心して飛ばせる環境!

3-5. 広大な自然エリア(山間部・草原など):大自然を満喫!

超カンタン!ドローン飛行可能エリアを調べる方法

4-1. 国土交通省の「DIPS(ドローン情報基盤システム)」を使ってみよう!

4-2. 他にもある!役立つアプリやウェブサイト

4-3. 忘れずに!地元自治体の条例も要チェック

まとめ:さあ、安全にドローンを楽しもう!

 

ドローン飛行の基本を学ぶ:航空法と規制エリア

1-1. 航空法って何?まず覚えるべき「飛ばしてはいけない場所」

ドローンを飛ばしてはいけない場所

最初に頭に入れておきたいのが、「原則としてドローンを飛ばしてはいけない場所」です。
主に以下の場所が指定されています。

  • 空港の周辺: 飛行機の安全な離着陸に影響を与えてしまう可能性があるためです。
  • 150m以上の高さの空: 他の航空機との衝突を避けるため、とても重要なルールです。
  • 人口集中地区(DID地区)の上空: もしもの墜落時、人や建物への被害を防ぐためです。
  • お祭りやイベントなど、人が大勢集まる場所の上空: こちらも安全確保が最優先です。

特に「人口集中地区(DID地区)」という言葉、あまり聞き慣れないかもしれませんね。
簡単に言うと、「たくさんの人が住んでいる市街地」のこと。
実は、私たちが暮らす都市部の多くが、このDID地区に該当しているんです。

あなたのお住まいのエリアも、もしかしたら…?

「えっ、じゃあ都会に住んでいたらドローンは飛ばせないの?」と心配になったあなた。大丈夫です。
これらの飛行禁止空域でも、事前に国土交通省から許可や承認を得れば飛行できる場合があります。

ただ、正直なところ、許可申請の手続きは初心者さんには少しハードルが高いかもしれません。
最初のうちは、許可がなくても気軽に飛ばせる場所を選ぶのがおすすめです。

1-2. 覚えておこう!2022年の法改正ポイント

ドローンを取り巻く法律は、技術の進歩に合わせてアップデートされています。
2022年に施行された改正航空法では、特に私たちに関わりの深い変更がありました。

  1. 機体登録が義務に!: 100g以上のドローンは、国土交通省への登録が必須となりました。あなたのドローンは大丈夫ですか?
  2. リモートID機能の搭載: ドローンの持ち主情報などを電波で発信する機能です。いわば、空のナンバープレートのようなものですね。
  3. 操縦ライセンス制度のスタート: 特定の重さのドローンや、特定の飛行方法をする場合には、国の技能証明(ライセンス)が必要になりました。

これらの変更は、空の安全を守り、ドローンと社会がもっと仲良く共存していくための大切なルール整備。「なんだか難しそう…」と感じるかもしれませんが、基本的なポイントさえ押さえておけば大丈夫。初心者さんがすぐに全てを理解する必要はありません。
まずは「こんなルールがあるんだな」と知っておくことが第一歩です。

さあ、少し肩の力が抜けましたか?次のセクションでは、いよいよ「じゃあ、どこなら安心して飛ばせるの?」という疑問にお答えしていきます!

初心者さんでも大丈夫!ドローンを合法的に飛ばせる場所の条件

ドローンを合法的に、そして安心して飛ばせる場所。

それは、ざっくりと言ってしまえば「先ほどお話しした『飛ばしてはいけない場所』に当てはまらない場所」ということになります。
でも、法律的にOKでも、安全面や周りの人への配慮から、やっぱり避けた方が良い場所もあるんです。

ここでは、初心者さんが心からフライトを楽しめる場所の条件を、具体的に見ていきましょう。

2-1. 【法律編】ここならOK!飛ばせる場所の基本条件

まず、法律の視点からクリアすべき条件は以下の通りです。

  • 人口集中地区(DID地区)ではない場所: 郊外の広い公園や田園地帯などがイメージしやすいですね。
  • 空港から十分離れている場所: 目安として、空港から約9km以上離れていれば大丈夫なことが多いです。
  • 地上から150m未満の高さで飛ばせる場所: とはいえ、初心者さんのうちは、自分の目でしっかり機体を確認できる範囲(だいたい30m~50mくらい)で飛ばすのが安全でおすすめです。
  • イベント会場など、人が密集している場所の上空ではないこと。

「でも、自分の家の近くがDID地区かどうか、どうやって調べればいいの?」って、気になりますよね。ご安心を!後ほど、スマホやパソコンで簡単にチェックできる便利な方法をご紹介します。

2-2. 【安全編】法律だけじゃない!安心して飛ばすための環境条件

法律的に問題ない場所でも、安全に楽しむためには、こんなことにも気を配りたいですね。

  • 広々としたオープンスペースであること: 特に最初のうちは、操作に慣れるまで広い場所が絶対安心!
  • 周りに障害物が少ないこと: 木や電線、建物などにぶつかるリスクをぐっと減らせます。
  • 風が強すぎない場所であること: ドローンは風の影響を受けやすいもの。強風は操縦を難しくしてしまいます。
  • 人や車の通りが少ない場所であること: 周りの人に迷惑をかけない、ぶつかる心配がない、というのは大切なポイントです。

初心者さんにとっては、「広くて、見通しが良くて、人が少ない場所」が、まさに理想の練習場。ちょっとくらい操作を間違えてもリカバリーしやすい環境で練習することが、上達への一番の近道なんです。

2-3. 【マナー編】気持ちよく飛ばすための「心配り」

法律クリア、安全もOK!でも、もう一つ忘れてはいけないのが、周りの人や環境への「心配り」です。

  • プライバシーへの配慮: 他人の家や私有地の上を勝手に飛ばすのはNG。カメラ付きドローンならなおさらです。
  • 騒音への配慮: ドローンの飛行音は、意外と気になるもの。早朝や夜間の飛行は避けるのがベターです。
  • 野生動物への配慮: 自然豊かな場所で飛ばすときは、動物たちを驚かせないように。特に自然保護区などでは、ルールをしっかり確認しましょう。
  • 土地の持ち主への許可: 私有地で飛ばす場合は、必ず持ち主の方に許可をもらいましょう。

初心者さんにおすすめ!ドローン飛行場所ベスト5

初心者にお勧めなドローン飛行場所

法律やマナーも分かったところで、「じゃあ、具体的にどんな場所なら安心して飛ばせるの?」という声が聞こえてきそうです。

お待たせしました!

ここでは、ドローンデビューにぴったりの、おすすめ飛行スポットを5つ厳選してご紹介します。

3-1. 河川敷・土手:広々空間で練習に最適!

河川敷は、ドローン初心者さんにとって、まさにうってつけの練習場所と言えるでしょう。
その理由は…

  • とにかく広い!: 周囲を気にせず、のびのびとフライト練習ができます。
  • 障害物が少ない: 木や電線が少ないので、接触リスクを大幅に減らせます。
  • DID地区外が多い: 多くの河川敷は、人口集中地区(DID地区)に含まれていないことが多いです。

ただし、いくつか注意点も。河川敷はみんなの憩いの場なので、散歩やスポーツを楽しんでいる他の利用者に十分配慮しましょう。

また、大雨の後など増水している時や、天候が悪い日は危険なので絶対に避けてくださいね。
「うちの近所の〇〇川の河川敷はどうかな?」と思ったら、後でご紹介する確認方法で、ぜひチェックしてみてください。

3-2. 海岸・砂浜:絶景をバックに爽快フライト!

もしお近くに海があるなら、海岸や砂浜も素晴らしい飛行スポットです。

  • 見晴らしバツグン!: 視界を遮るものがほとんどなく、遠くまで見渡せます。
  • 風を体感できる: 海風は陸上とはまた違った動きをします。風の影響を学ぶ良い練習になりますよ。
  • 最高のロケーション: なんといっても、青い海と空をバックにした空撮映像は格別です!

しかし、海岸ならではの注意点も。

海風は思った以上に強いことがあります。風の穏やかな日を選んだり、ある程度ドローンの扱いに慣れてから挑戦するのがおすすめです。

そして、万が一海に落としてしまうと、ドローンが再起不能になる可能性大…。
自信がつくまでは、海上ギリギリを飛ばすのは避けた方が賢明です。

「海辺でのフライト、気持ちよさそう!」そう感じた方も多いはず。
実際に、開放感たっぷりで、初心者さんでも比較的気軽に楽しめる場所ですよ。
ただし、
公共の利益のため、そこで何かを行う権利(管理者)の存在までを否定しているわけではありません。

そのため、管理者がいる海では、ドローンを飛行する際にはその管理者からの承諾が必要になります。

3-3. 広い公園(ただし、許可の確認は必須!)

「近所の公園で手軽に飛ばせたらいいのにな」と思いますよね。
一部の広い公園では、条件付きでドローン飛行が許可されている場合があります。

  • 整備された環境: 地面が平らで、離着陸させやすいことが多いです。
  • アクセスの良さ: 自宅から近い場所で練習できるのは嬉しいポイント。

ただし、公園でドローンを飛ばす場合は、必ず以下の点を確認してください。

  • その公園の管理ルールで、ドローン飛行が許可されているか?(多くの都市公園では禁止されています)
  • 公園管理者の許可が必要な場合、事前にきちんと手続きを踏んでいるか?
  • 他の利用者が少ない早朝や平日を選ぶなど、周囲への配慮を忘れずに。

特に都市部の公園は、人口集中地区(DID地区)内にあることが多く、法律的にも飛行禁止の可能性が高いです。必ず事前に、公園の管理事務所やウェブサイトでルールを確認しましょう。

3-4. 専用ドローン練習場:安心して飛ばせる環境!

最近、少しずつ増えてきているのが、ドローン専用の飛行練習場や飛行エリアです。

  • 法的に安心・安全: 飛行許可がきちんと取られている場所がほとんどです。
  • 仲間との出会いも: 同じ趣味を持つ人たちと情報交換したり、テクニックを教え合ったりできるかも。
  • 設備が充実していることも: 充電スポットや休憩所などが用意されている場合があります。

利用料がかかることが多いですが、確実に安全な環境で、気兼ねなく練習に打ち込めるのは大きなメリット。特に都市部にお住まいで、なかなか飛ばせる場所が見つからない…という方は、近隣の専用練習場を探してみる価値アリです。

「ドローン練習場なんて、聞いたことないけど本当にあるの?」と思われるかもしれませんが、インターネットで「ドローン練習場 〇〇県」のように検索すると、意外と見つかることがあります。

3-5. 広大な自然エリア(山間部・草原など):大自然を満喫!

もしあなたが自然豊かな地域にお住まいなら、山間部や広大な草原なども飛行場所の候補になります。

  • どこまでも開けた視界: 見通しの良さは、安全なフライトの基本です。
  • 人が少ない環境: 周囲への迷惑を最小限に抑えられます。
  • 息をのむような美しい景観: 大自然を空から撮影する醍醐味を存分に味わえます。

ただし、山間部では天候が急変しやすかったり、電波が届きにくくなったりすることがあるので注意が必要です。また、国立公園や自然保護区などでは、ドローンの飛行が厳しく制限・禁止されている場合があるので、事前の確認は絶対に忘れないでください。

さあ、これで具体的な飛行場所のイメージも湧いてきましたね!

次は、実際にあなたの身の回りで「どこなら飛ばせるの?」を調べるための、とっておきの方法をご紹介します。

超カンタン!ドローン飛行可能エリアを調べる方法

「法律のことは分かったけど、結局、家の近くだとどこで飛ばせるの?」

その疑問、よく分かります!
ここでは、ドローンを飛ばせるエリアを誰でも簡単に調べられる、便利なツールをご紹介しますね。

4-1. 国土交通省の「DIPS(ドローン情報基盤システム)」を使ってみよう!

国土交通省が提供している「DIPS(ドローン情報基盤システム)」というウェブサイト(通称:DIPS)には、飛行禁止エリアを地図上で視覚的に確認できる「飛行制限確認地図」という機能があります。
これは本当に便利ですよ!

  1. Webブラウザで「DIPS 地図」と検索するか、国土交通省のドローン関連ページからアクセスします。
  2. 地図が表示されたら、あなたが飛ばしたい地域を検索したり、地図を拡大したりして探します。
  3. 地図が色分けされて表示されます。この色で飛行できるかどうかがある程度判断できます。
    • 赤色やオレンジ色など: 空港周辺や重要な施設周辺など、飛行が厳しく制限されるエリアです。
    • 紫色: 人口集中地区(DID地区)です。原則飛行禁止ですが、許可を得れば飛行可能です。
    • 特に色が塗られていないエリア: 基本的には、これらの制限の対象外となるエリアです。

「これは便利!」と感じていただけたのではないでしょうか。
DID地区や空港の制限範囲が一目で分かるので、初心者さんでも飛行計画を立てやすくなります。

ぜひブックマークしておきましょう!

4-2. 他にもある!役立つアプリやウェブサイト

DIPSの他にも、こんなアプリやウェブサービスがあなたのドローンライフをサポートしてくれます。

  • ドローンフライトナビ:最新の航空法・小型無人機等飛行禁止法の飛行禁止規制区域に対応。さらに緊急用務区域発令時にも素早く対応。ドローン飛行に必須の地図アプリです。
  • Google Earth(アプリ・ウェブ): 飛ばそうと思っている場所の地形や、周りにどんな障害物があるかを事前に立体的に確認できます。
  • 天気予報アプリ: 当日の風速や天候は、安全なフライトに不可欠。必ずチェックしましょう。

「アプリをいくつも入れるのはちょっと…」と思われるかもしれませんが、特にDIPSの飛行制限確認地図は、ドローンを飛ばすなら必須とも言えるツールです。安全のためにも、ぜひ活用してくださいね。

4-3. 忘れずに!地元自治体の条例も要チェック

国の法律(航空法)とは別に、都道府県や市区町村が、公園や特定の地域に対して独自のドローン飛行規制を設けていることがあります。

  • お住まいの自治体のウェブサイトで「ドローン 条例」といったキーワードで検索してみましょう。
  • 特に公園に関しては、各公園の利用ルール(公園条例など)でドローンが禁止されていることが多いです。
  • よく分からない場合は、自治体の担当窓口(公園課など)に直接問い合わせてみるのが確実です。

「国の法律ではOKそうだけど、地元の条例で禁止されていた…」
なんてこともあり得るので、両方を確認することがとても大切です。

例えば、東京都内の多くの都立公園では、公園条例によってドローンの飛行が原則禁止されています。

これらのツールや情報をしっかり活用して、安全かつ合法的にドローンを飛ばせる場所を選びましょう。適切な場所で飛ばすことが、周りからのクレームを避け、あなた自身が心からドローン操縦を楽しむための第一歩ですよ。

まとめ:さあ、安全にドローンを楽しもう!

ドローン情報基盤システムを使う女性

ドローン飛行は法律やマナーを守り、安全な場所選びが大切です。
DIPS等で確認し、河川敷や練習場を活用しましょう。基本を押さえれば誰でも楽しめます。この記事が、あなたの素晴らしいドローン体験の第一歩となれば幸いです。

 

■ドローンマスターズスクールの特徴や国家資格制度についてもっと詳しく知りたい方は当スクールの「無料説明会(ドローンセミナー)」に是非ご参加下さい!

ドローンマスターズスクール一覧

DMS茨城つくば校
DMS茨城笠間校
DMS埼玉浦和校
DMS栃木宇都宮校
DMS東京足立校
DMS千葉野田校(農薬散布ドローン専門)
DMS東京秋葉原校

 

この記事を書いた人

中山 慶一 中山 慶一

ドローンマスターズスクール運営元 株式会社モビリティテクノ ドローン事業部統括部長 2017年からドローン業務に従事し外注案件及び新規スクールの開校を手掛けています。