【2024年最新版】FPVドローンに興味がある方は必読!機体選びから各種申請について解説!
ドローンの資格や機体が普及してきた中で、最近よく耳にするFPVドローン。どんなドローンで飛行させるにはどんな手続きが必要なのか、今回はFPVドローンをテーマに解説していきます。FPVドローンを通じて、新たな趣味や可能性を広げられる手助けができることを願っています。入門から中級者まで、それぞれのレベルに合った有益な情報お知らせすることで、よいスタートが切れるようお手伝いできれば幸いです。
別記事で種類について更に詳しく解説したページもありますので、こちらも参考に!
FPVドローンの種類
目次
FPVドローンとは?
FPVドローンの特徴
FPVドローンと通常のドローンとの違い
FPVドローンの魅力と活用方法
・レースや競技での活用
・映像制作での活用
・点検での活用
FPVドローンの買い方とオススメ
必要な機材:プロポ、ゴーグル、バッテリーなど
完成品のFPVドローン
DJI NEO
DJI NEO の組合せ(安価)
DJI NEO の組合せ(筆者おススメ)
DJI AVATA 2
DJI Avata 2 の組合せ(安価)
DJI Avata 2 の組合せ(筆者おススメ)
自作品のドローン
許可や免許、申請の種類
【航空法】機体の登録(登録記号の取得)
【航空法】目視外飛行の承認手続き
【電波法】第4級アマチュア無線技士以上の取得方法
【電波法】開局申請
練習方法とシミュレーターの活用
練習方法① FPVドローンシミュレーター
・DJI Virtual Flight
・Real Flight
・Veloci Drone
練習方法② 室内でのフライト練習
練習で気分が悪くなったら
困ったことがあったら
DMSスクール一覧
FPVドローンとは?
FPVドローンは、"First Person View"つまり一人称視点で操縦することができるドローンです。操縦者は、搭載されたカメラから見える景色をリアルタイムで操縦はゴーグルで、周りにいる方にはモニターを通じてその映像を見ることができ、空からの視点を一人でも複数人でも楽しめます。
通常のドローンとは異なり、FPVドローンではより没入感を持って飛行することが可能であり、フライト体験が格段に向上します。FPVを体験することで、ドローンの新たな楽しみ方が広がります。
FPVドローンの特徴
FPVドローンは、通常のカメラ付きドローンよりも強力な映像伝送方式を用いています。
映像は2.4GHzまたは5.8GHzの周波数帯を通じてドローンからゴーグルへ伝送されます。
特に映像制作会社や自作機のドローンで採用される5.8GHz帯の映像伝送周波数は、映像に遅延がほぼなく、リアルタイムで映像がドローンからゴーグルへ伝達されます。
ドローンを俊敏に操縦するには、FPV映像がリアルタイムでパイロットに届き、パイロットの反応がすぐにドローンの操縦に活かせるようにしなければなりません。そのため障害物の多い複雑な場所を飛行する事ができたり、トリッキーな操縦テクニックで“映える”映像が撮影できたりします。
例えば、森の中で木を避けながら飛行したり、フリップ(宙返り)や様々なトリックを周囲の状況に合わせて操縦することができます。
そして最も大きな特徴が“マニュアル”操縦であることです。
FPVドローンと通常のドローンとの違い
この記事を読む方で、DJIのMavicシリーズやAirシリーズやMiniシリーズ等のドローンを持っている方もいるかもしれません。自分の持つドローンをFPVドローンのように操縦させることができないか気になる方もいるかもしれません。
上記のようなドローンをコンシューマー機と言い、残念ながらFPVドローンとして使用することは困難です。
FPVドローンでしかできない事として、その操縦の自由度の高さがあります。
簡単に言ってしまうと、コンシューマー機はスティック操作で「移動」をしますが、FPVドローンはスティック操作で「回転」と「加速」のみでドローンの動きをコントロールします。
例えば、コンシューマー機とFPVドローンでそれぞれ前進させる操作を説明すると、次のようになります。
【コンシューマー機】
エレベーターのスティックを前に倒す。倒す角度に合わせてスピードを調整できる。
【FPVドローン】
エレベーターで機体を前傾させ(ここではまだほぼ前進してない)、高度が下がらない様にスロットルを調整する。スピードはドローンの前傾する角度とスロットルで調整する。
同じ「前進」でも操作とその加減に大きな違いがあり、この操作が後述する操縦の難しさになります。
そのため、より簡単で安定した飛行を手軽にできるように開発されたドローンがDJIのコンシューマー機になります。
しかし、FPVドローンは操縦に慣れることでコンシューマー機ではできない逆さまに落下したり、宙返りや一方向に進みながら180°向きだけ変えたりする飛行が出来るようになり、より高度な操縦技能が必要な飛行ができるようになります。
FPVドローンの魅力と活用方法
FPVドローンは名前の通りパイロットの目線になることで、グライダーやパラシュート等に頼らずに自分で自由に飛行できる体験が得られます。この操縦体験がよりダイナミックな映像体験に繋がり、多くの人々が魅了されています。
特に、飛行スピードやアクロバティックな動きを求めるユーザーには、FPVドローンが最適です。ただし、操作には高度な操縦技術が必要になる難しい側面もあります。パイロットには熟練した操縦技術が求められ、建物の点検の仕事においては狭小空間でのフライトを専門とする企業もあるため、これを克服することがFPVドローン操縦の大きな魅力であり課題です。
レースや競技での活用
FPVドローンの活用方法として人気が高いのが、レースや競技です。特に、ラップタイムを競うドローンレースは、参加者同士が切磋琢磨しながらスリリングな体験を楽しめます。
これらのレースでは速さはもちろん、精密な操縦技術も試されます。選手たちは特設コースを事前にシミュレーターで再現して練習を積み重ね、他の選手のドローンと自分のドローンが接触しないように周囲を確認しながら正確に操縦します。
まだまだ日本では規模が小さく、マイクロドローンを使用するルールの下で開催されることがあります。
映像制作での活用
FPVドローンは映像制作や空撮においても、その魅力を発揮します。アクロバティックな飛行が可能なため、様々な角度からの撮影が実現し、これまで見たことのないの映像を追求することが可能です。
特に、モータースポーツやマリンスポーツでは、そのスピード感や臨場感を捉えられることが魅力的です。FPVドローンを使った映像制作は、新たなクリエイティブの世界を切り拓く存在として注目されています。
点検での活用
狭小空間は、建物の天井裏や工場のパイプの内部等、狭くて小さな空間にはエアコンの空気を送るダクトや電気や通信の配線等、生活に必要な機械設備のパイプやコードが収められています。工場では大きなものでは直径4mの煙突や小さなものでは直径30㎝の空調設備のダクト等があります。これらを定期的に点検・整備を行う事で私たちが快適に日常生活が送られるようになります。
筆者(新堀)は元々建築施工管理技士として建設業に携わっていた経験があったため、点検が行われるまでに様々な準備を行います。例えば従来の点検兼方法は、点検箇所の現地に作業員が向かい打音検査や目視又は赤外線カメラによる外観点検を行います。高所の場合は事前に足場を組立・設置が必要になったり、屋外の足場の設置には労働基準監督署へ設置の1ヶ月以上前に申請を提出する必要があったりします。
このように点検作業において、実際の点検に至るまでの足場の安全管理や費用、点検の品質や工程管理を含め、多くの手間が発生します。この手間がドローンを利用することで様々な手間を省くことができるため、ドローンに注目する建設系企業が多くなっています。
FPVドローンの始め方
FPVドローンを始める場合、最初に考えるべきはドローンの選定と練習方法です。一口にFPVドローンと言っても、完成品や自作品といった異なる選択肢があります。
FPVの世界に足を踏み入れる際には、自身の興味や目指す使用目的を明確にし、目的に合わせて各種機材の選定を進めることが不可欠です。
そこで、まずは自由に空を飛ぶ楽しさを見つけ、自分なりの始め方でドローンと接する時間を積み重ねて、更に意欲が沸いたら中級者や上級者向けのドローンに挑戦してみると良いでしょう。
FPVドローンの買い方と注意点
FPVドローンには大きく分けて完成品と自作品の2種類のドローンがあります。
さまざまなFPVドローンから自分に合った機体を選ぶ・作る際には、自分のドローンに対する理解度に合わせて、機体やパーツを選ぶことが大切です。
注意点として、FPVドローンには欠かせないコントローラーの操縦に“スロットルがフリーになる”ことが必要です。バネを抜くと言ったりします。
通常のドローンのコントローラーはスティックが中央に戻るようになっていますが、FPVドローンのコントローラーは高さの調整をスロットル(加速)の繊細な操作で行う事で、自由度の高い飛行が可能となります。
必要な機材:プロポ、ゴーグル、バッテリーなど
FPVドローンを運用するには、いくつかの基本機材が必要です。まず、ドローン本体に加え、操縦を行うためのプロポ(コントローラー)は必須です。
注意として、プロポには現在「モーションコントローラー」と呼ばれる操縦桿のような操作でドローンを操縦するコントローラーがあります。モーションコントローラーではFPV本来の自由度の高い飛行が行えないため、親指でスティック操作をするコントローラーが必要です。
また、FPV映像をリアルタイムで見るためのゴーグルも必要です。ドローンのカメラからの視覚情報を頼りに操縦するため、視界の広さや解像度をチェックすることが大切です。
更に、ドローン・ゴーグル・コントローラーそれぞれのデバイスを稼働させるバッテリーも複数用意しておくと良いでしょう。
完成品のFPVドローン
完成品のFPVドローンはその名の通り、飛行に必要な装備がすべてそろっているため、初心者から中級者向けのドローンになります。
また、映像電波が国内準拠の2.4GHz帯を使用するため、電波法の開局申請する必要が無い事も大きなメリットです。
練習や撮影等の事業用途などの目的によって機体の選び方が変わってきますが、安全・安心のDJIから候補を挙げていきます。
以下のドローンの価格は2024年11月時点の値段となり、実際に購入する際には変更されている可能性があります。ご購入希望の際はぜひDMSスタッフにご相談下さい!
DJI NEO
スピードが一般的なFPVドローンと比べて優しく、プロペラガードが一体型になっており、人や大切な物に接触しても大きなダメージになることが避けられます。
屋内空間の撮影に向いています。
ただし、スピードが優しいといっても最高速度は時速57kmは出るため、十分に取扱いと飛行させる場所の安全管理が必要です。
DJI NEO の組合せ(安価)
最も安価な組み合わせは以下の通りです。
DJI Neo(機体単体)33,000円
DJI Goggles N3 34,320円
DJI FPV送信機 3 17,600円
合計84,920円
DJI NEO の組合せ(筆者おススメ)
筆者(新堀)がお勧めする組み合わせは以下の通りです。
おススメの理由は以下の2つです。
①バッテリーが計3つあり飛行時間が長くなる事。しかもお得。
②付属のモーションコントローラーでトリッキーな操縦がお手軽に再現できる事。
DJI Neo Motion Fly Moreコンボ 79,200円
DJI FPV送信機 3 17,600円
合計96,800円
DJI AVATA 2
中級者におススメのドローンです。
スピードがDJI NEOと比べて速く、最高速度が時速97kmと高速で飛行できます。
自転車程度の動くものの撮影や屋内空間の撮影に向いています。
DJI Neoよりもパワーがあるので、屋内・屋外で飛行するのにおススメです。
DJI Avata 2 の組合せ(安価)
最も安価な組み合わせは以下の通りです。
DJI Avata 2(機体単体)72,600円
DJI FPV送信機 3 17,600円
DJI Goggles N3 34,320円
合計124,520円
DJI Avata 2 の組合せ(筆者おススメ)
筆者(新堀)がお勧めする組み合わせは以下の通りです。
おススメの理由は以下の2つです。
①バッテリーが計3つあり飛行時間が長くなる事。しかもお得。
②付属のモーションコントローラーでトリッキーな操縦がお手軽に再現できる事
③DJI Goggles 3なので、ゴーグルを外さずにパイロットの周囲が確認できる。かっこいい。
DJI Avata 2 Fly More コンボ(バッテリー ×3)174,900円
DJI FPV送信機 3 17,600円
合計192,500円
自作品のドローン
目的や自分の操縦の好みに合わせて、自分でドローンを制作する方法です。
障害物センサーは無く、GNSSやRTH等の機能は基本的には無いため、FPV上級者であることは言わずもがな。ドローンを構成するパーツをすべて自分で取り揃えるため、制作過程については本ページで解説しきれません。
また機会があれば執筆します!
許可と免許の取得方法
FPVドローンを安全に運用するためには、様々な許可や免許の取得が重要です。特に、100g未満のマイクロドローンの場合、規制が緩やかな場合も多いですが、それでも電波法や航空法の規制になることがあります。
適切な手続きを行うことで、法令を遵守し、安心してドローンを楽しむことができます。状況に応じて必要な許可や免許をしっかりと取得しておくことが望ましいです。
【航空法】機体の登録(登録記号の取得)
日本でドローンの飛行を屋外で行う場合、国土交通省航空局へ機体の登録を行わなければなりません。
登録方法は国土交通省航空局が運営するドローン情報基盤システム(DIPS)を通じて行います。
登録には時間と費用を要するため、手元に機体がある場合は早めに登録すると良いです。
登録完了後、機体本体に登録記号を掲示し、リモートIDとも紐づけを行わなければなりません。
DIPSの利用方法についてはぜひDMSスタッフへお尋ねください。
当スクールで機体をご購入頂いた受講生は、機体納品の際に無料で「無人航空機の登録申請」のサポートを行わせて頂きます。
サポートには登録申請をはじめ、万が一の事故の際に頼れる保険(無料)の紹介、テストフライトや使い方をご案内します。
!!注意!!
天井を含む四方を取り囲む壁やネットで区画された屋内の飛行は、上記の登録が不要です。
部屋の中で窓を閉めて飛行する場合が該当し、登録は不要です。
【航空法】目視外飛行の承認手続き
目視外飛行を行うためには、国土交通省航空局による特定飛行にかかる飛行の許可・承認の手続き「飛行申請」を行わなければなりません。
目視外飛行に関する申請は、ドローン情報基盤システム(DIPS)を通じて行います。
申請は個人や団体で行う事ができ、申請後に10開庁日の審査期間の後、DIPSを通じて許可・承認がされます。許可・承認を取得できれば最長で1年間、申請内容の飛行が行えます。
DIPSの利用方法についてはぜひDMSスタッフへお尋ねください。
有料とはなりますが、国家資格講習受講者のみに利用方法を解説する「飛行申請サポートコース」をご案内いたします。
!!注意!!
天井を含む四方を取り囲む壁やネットで区画された屋内の飛行は、上記の飛行申請が不要です。
部屋の中で窓を閉めて飛行する場合が該当し、申請不要です。
【電波法】第4級アマチュア無線技士以上の取得
FPVドローンでも自作やキットのドローンに5.8GHz帯の電波を使用して、ドローンの映像をゴーグルへ伝送させる場合、アマチュア無線資格が必要になります。
最低でも第4級アマチュア無線技士の資格が必要となり、小学生が取得できるほど比較的取得が容易で、まずはこの免許から手に入れると良いでしょう。
資格取得のためには、試験を受ける必要がありますが、試験内容は無線の基礎知識や法令についてのものです。
事業目的での5.8GHz帯の電波の使用を考えている場合は、より高いレベルの資格が必要となるため、陸上特殊無線技士が必要となります。
【電波法】開局申請
ドローンにアマチュア無線を搭載する場合、開局申請が必須です。この申請では、使用する無線機の仕様や運用に関する情報を総務省へ提出する必要があります。
また、事業用途で5.8GHz帯の電波を使用する場合、陸上特殊無線技士の資格も必要となるため、しっかりとした準備を行うことが重要です。無線免許の取得が済んでいることで、安全な通信環境を確保するための知識を得られ、より安心してドローンの操縦を行うことができます。
練習方法とシミュレーターの活用
FPVドローンの操縦技術を向上させるためには、練習が欠かせません。特にマニュアル操縦は難しいと感じる方も多いですが、効率的な練習方法を取り入れることで、スキルを短期間で高めることが可能です。
具体的な練習方法を考えると、まずはホバリング等基本的な操縦技術から始めるのがおすすめです。徐々に難易度を上げていくことで、目が回るような経験を少なくし、自信を持ってフライトできるようになります。
練習方法① FPVドローンシミュレーター
FPVドローンの練習にはシミュレーターを活用するのが良い方法です。コストを抑えながら、リアルな操縦体験を提供するシミュレーターがいくつかあります。特に、DJIやVirtualFlight、RealFlight、VelociDroneなどは人気があります。
これらのシミュレーターを使用することで、安い投資で多くの練習を積むことができます。事故によるリスクを無視して自分の操縦技術を試せるため、非常に効率的なトレーニング方法として注目されています。
DJI Virtual Flight
なんといっても、無料。
スマートフォン・タブレットで気軽に練習できるのが特徴で、ゴーグルやコントローラーを持っていない方も利用できます。アップデート(更新)は終了していますが、現在もダウンロード、利用可能です。
ゲーム用のコントローラー(PlayStation4用コントローラーDualShock4,Xbox用ゲームパッド)を利用できるため、DJIのドローンを持っていない方や検討中の方なら基本的なスティック操作の練習にはおススメです。
もちろんDJI NEOやDJI AVATA 2を既に持っている方は、付属のコントローラーをシミュレーターに使用する事ができます。
筆者はDJI FPV(生産終了)の購入にあたり、買う前にひたすらPlayStation4用コントローラーで練習しました。
決められたルートを早く飛び抜けるタイムアタックや仮想都市を走る電車を追いかけて追い撮りの練習をしたりしました。
なにより、無料。経済的なのが一番。
Real Flight
ドローンスクール御用達のシミュレーターソフト。
練習する3D空間や障害物等を設置して、オリジナルの練習場を作成したり、FPVドローン以外の固定翼やヘリコプターも収録されているため、様々な種類の機体を練習することができます。
ただし、FPVドローンの収録は少な目でFPVを目的として購入するには物足りなさを感じるかもしれません。
注意点は、Windowsパソコンのみ対応で、一部のMac製品では動作しないことがあります。
Mac製品の方は必ずPC環境とRealFlightのバージョンをよく確認しましょう。
Veloci Drone
FPVのみに焦点を当てたシミュレーター。
ドローンレースの選手やアクロバティックの練習、スピードの速い被写体の追い撮り練習等、FPVシミュレーターならコレ!
パソコンの画面にドローンのカメラ映像が映るため、コントローラーを別途準備する必要があります。
インストールにはPCソフトでもゲームの扱いとなり、ゲームプラットフォームの“Steam”を介してパソコンにインストールします。
また言語は英語で、推奨されるパソコンのスペックがあるため、パソコンに詳しい方やそういった方に相談できる方におススメです。
FPVの花形、ドリフト走行する車を追い撮りするモードも収録されており、FPVを極めるならインストールして損はありません。
練習方法② 室内でのフライト練習
室内でのフライト練習は、操縦時のメンタルに有効な練習になります。
室内の実機練習をするメリットとして、現実の空間で実機を飛行させる緊張感を体感することでメンタルの向上が期待できます。経験の浅いパイロットが実際に屋外で飛行を開始すると、指が震えたり、呼吸が浅く酸欠に近い状態で冷静な判断ができず最適な選択が考えられなかったりします。実機を飛行させることで、屋外での自信あるフライトにつなげていきましょう。
おススメな機体はマイクロドローンを用いることで、操縦難易度があり小型のドローンでも安全に操作が行えます。プロペラガードを付けていると、周りの物を守る上でも安心感が増します。またバッテリーの容量が少ないため、複数バッテリーを準備しておくと満足感のある練習時間が確保できます。
室内での実機を操縦しての練習には注意が必要です。
練習中にカーテンを傷つけないようにプロペラガードやカーテンを束ねる等準備や、破損してしまう物がない環境を整えなければ、安心して練習する事ができません。
またペットを飼っているご家庭では、ペットがドローンに飛び付かないように移動させる費用があります。
家族が同室にいる場合も、顔の保護具を装着させるか移動するように相談しましょう。
練習で気分が悪くなったら
FPVドローンの特性上、どうしても目が回ります。慣れないうちはドローンの動きに合わせて自分の身体が勝手に傾いたり、首が上や下を向いたり、車酔いの症状が出たりします。
こういった状況になった際は、無理に飛行を続けずゴーグルを外したり、画面から目を離したりして、一度休憩する合図となります。繰り返し飛行続けることでこの症状が少なくなっていきます。
困ったことがあったら
ここまで、FPVドローンについて入門から中級者向けの解説をしてきました。
実際に始めてみると、わからない事がたくさん出てくると思います。
そんな時はぜひ気軽にDMSスタッフを頼って下さい。
チカラになれる事もなれない事もありますが、相談するだけならタダです!
ご相談をお待ちしております。